日頃より、銀座夏野並びに銀座器ギャラリー門をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。
銀座器ギャラリー門では、月ごとに店内イベントスペースにて個展を開催しております。
10月の作品展のご紹介です。守田漆器作品展と題しまして、山中漆器のすばらしさをご紹介してまいります。山中漆器は石川県の山中温泉にあります。石川県には3つの漆器産地があり、「木地の山中」、「塗りの輪島」、「蒔絵の金沢」と称されています。山中は轆轤挽物木地の分野では、職人さんの質・量ともにトップであり、縦木取りをはじめとする山中独自の木地挽物技術には挽物や加飾挽きなどの、他産地の追随を許さないものがあるほど…分かりやすく、その技術をお伝えするのに、例えば小鉢15cm直径の物の重さは56gでした。これだけ軽く作るには木地を薄く挽かないとなりません。木地を薄く挽くには、木取りの見極めや技術が必要です。ひとつを完成するまでに、いくつもの卓越した技が必要不可欠なことがうかがえます。守田漆器さんは明治42年創業の、高級茶道具から日常漆器を取り扱いされています。自身の工房で作る茜摺り・神代摺りの薄挽きシリーズは今回の目玉として、ご紹介をしております。また、山中塗の組合作品も展示しております。お取り寄せも各種承っております。秋の楽しい季節に、ぜひ皆様銀座へお出かけ下さいませ。守田漆器作品展10/1~10/31銀座器ギャラリー門 (店内個展スペースにて)03-3573-7273